REPORT

なんでもつくる

お疲れ様です、フロントマネージャー佐藤です。

最近、有田がなんだか黙々と作業場でつくっていると思ったら、艸の枕の看板が完成していました。

空間デザインが主なのですが、プロジェクトによってはポスターやロゴ、グッズも一緒にデザインすることもしばしば。
分野が全く違うように感じますがそれも含めて『空間デザイン』だということなのです。

その際、えんとつ町のプロジェクトだったとしても『えんとつ町のプペル』作中に登場するキャラクターを使用したものは使用しないことがほとんど。
代わりに、
”えんとつ町の住人が持っていそうなもの”
をデザインしています。

例えば、昨年完成した
えんとつ町の宿泊室『頓堀宿泊室』では鍵に付ける部屋番号付きのキーチェーンをえんとつ町の宿泊室で使われていそうなキーチェーンのデザインで作成しています。

また、えんとつ町ブランドのコーヒーの紙袋デザインを作成する際には、えんとつ町の珈琲店が販売していそうなもので作成しますし、天才万博という音楽フェスではスタッフの衣装まで考えていました。

そうすることで場所だけでなく、小物からもその世界観をつくることが可能になります。
さらに、空間と小物やロゴを一貫して手がけることで統一感を出すことができるのも現実とファンタジーの境界を無くす上では重要で。
トーンや細かいニュアンスをそれぞれのデザインで微調整していくことができるため、より没入感のある空間に仕上がるのだとか。

現実とファンタジーの境界を無くすためには、現実に戻る小さなストレスを極限まで無くしていくことが重要で、そのために見えるかどうかわからない細かいところまでこだわっているんですね。

どうしてそこまで、、?と最初は思ったんです。
でも聞けば聞くほど納得でしたし、実際にそのグッズを持った時に、えんとつ町の空間にフィットすることはもちろん、普通に街で使っていても品がある感じに見えて、溶け込んでいる感じが良いなと思います。

現実の延長にあるファンタジー、奥が深いです。

お疲れ様です。